おいしい日常、伝えます。

KURASU_alpha

Lifescape zine

季刊誌

「暮らしに+α」をテーマにお酒と食を中心とした暮らしの提案誌。
福島県を中心としたお酒と食の新たな可能性と発見をめざして、
風土を慈しみ、味わい、暮らしの中に豊かさを提案していく、
福島県とその周辺の魅力を伝える世界標準ナビゲーションメディア。

vol.015

2021

果実に酔う

cover story

真面目な果実達のイメージ写真

真面目な果実達
Are the fruits serious?

「桃栗3年、柿8年」という言葉は、何事も成就するまでには相応の年月がかかる、辛抱強く続けなければ実を結ばない、といったたとえに使われますが、これには「柚子は9年でなりさがる、梨の馬鹿めは18年」、「梅は酸いとて13年」、「りんごニコニコ25年」、「銀杏の気遣い30年」等、いろいろ続きがあります(地域によって異なるようです)。ちなみに「二十四の瞳」で知られる作家、壺井栄氏は、サインに「桃栗三年柿八年柚子の大馬鹿十八年」と書き添えたとか。私たちも時には、地道に年を重ね実を結ぶ果実の実直さを愛おしみましょう。

FEATURE 1

アップデートな果実酒。
ハマります!

江戸時代の書物にも、その作り方が記されていたという梅酒。
今や家庭でも手軽に作れ、毎年初夏の“家仕事”として腕を奮う方も多いのでは?
そんな梅酒ですが、今回はお酒とお砂糖の組み合わせをカスタマイズしてみました。
出来上がりましたら編集部コーナーにてご紹介いたします。お楽しみに。

江戸時代の書物にも、その作り方が
記されていたという梅酒。
今や家庭でも手軽に作れ、
毎年初夏の“家仕事”として腕を奮う方も多いのでは?
そんな梅酒ですが、今回はお酒とお砂糖の
組み合わせをカスタマイズしてみました。
出来上がりましたら編集部コーナーにて
ご紹介いたします。お楽しみに。

梅酒を作る基本

まずは、梅酒の基本的な作り方をご紹介しましょう。果実酒といえばホワイトリカーと氷砂糖で作るのがベーシックですが、他にもさまざまな酒類で作ることができます。

材料

  • 青梅 1㎏
  • 氷砂糖 500g前後
  • ホワイトリカー 1.8ℓ

この他、密閉できる容器と竹串を用意します。
この分量で大体2~2.5ℓ程度の梅酒ができあがります。そのため、密閉できる容器は4~5ℓ程度のものを準備するとよいでしょう。容器は熱湯などで殺菌し、乾かしておきましょう。なお、氷砂糖の量はお好みで増減可能(甘めが好きな方は1㎏位まで増やしても)です。

梅酒の写真
ブランデー × 氷砂糖
ブランデー × 氷砂糖

香り高いブランデーで
ちょっぴり贅沢梅酒

ブランデー × 氷砂糖

香り高いブランデーと、定番の氷砂糖の組み合わせ。ブランデーの芳醇な香りと梅酒の爽やかな香りが混ざり合った、贅沢感のある梅酒に。まろやかな飲み口と、柔らかな甘みも楽しめそう。ブランデーの場合エキスの抽出が早く、最短で3ヵ月ほどで美味しい梅酒ができあがります。

ウイスキー × 黒糖
ウイスキー × 黒糖

まろやかなウイスキーと
黒糖で深みのある梅酒

ウイスキー × 黒糖

ウイスキーをベースとした梅酒は、ウイスキー本来のまろやかさと芳醇さ、そして梅の爽やかな酸味、甘みと、深みのある味が楽しめます。コクがあり、ミネラル分を豊富に含む黒糖を組み合わせることで、より深いコクのある甘さとなり、複雑な味わいの梅酒に仕上がります。

ジン × 金平糖
ジン × 金平糖

金平糖がきらめく
スッキリ爽やかな梅酒

ジン × 金平糖

まずは色とりどりの金平糖と青梅の組み合わせがかわいらしく、仕込むのが楽しい梅酒です(金平糖は徐々に溶けて色が抜けます)。ジンは爽やかな苦味でスッキリした味わい。使われているボタニカルによっても香りや味わいが変わるので、梅の風味との組み合わせを楽しむのもおもしろいでしょう。

ウオッカ × はちみつ
ウオッカ × はちみつ

度数高めのウオッカで
梅本来の味を楽しむ梅酒

ウオッカ × はちみつ

アルコール度数の高いウオッカは、強いお酒を好む方におすすめといえそう。無色透明でクセもないので、梅本来の味を楽しめます。高級な梅を使って特別な梅酒を作りたいときにピッタリかもしれません。今回はやさしい甘さや風味を活かしたく、はちみつを組み合わせました。

今回使用したお酒の紹介

ブランデー
V.O(サントリー)

アルコール分37% 640㎖ 1,095円

ウイスキー
トリス クラシック(サントリー)

アルコール分37% 700㎖ 990円

ジン
翠(すい)(サントリー)

アルコール分40% 700㎖ 1,518円

ウオッカ
白(はく)(サントリー)

アルコール分40% 700㎖ 3,300円

味わいのイメージ

編集部で作ってみた

ブランデーver.

編集部で作ってみた

1.青梅は新鮮で傷のないものを選び(黄色くなったものは避けましょう)、一粒ずつきれいに水洗いをします。

編集部で作ってみた

2.清潔なふきんなどでていねいに水気を拭き取ります。

編集部で作ってみた

3.竹串でヘタを取り除き、くぼみの汚れもきれいに落としておきます。

編集部で作ってみた

4.容器に青梅と氷砂糖を入れます。先に梅を入れ、その後氷砂糖を乗せ、後は梅と氷砂糖を交互に入れます。

編集部で作ってみた

5.ブランデーを静かに注ぎます。このとき、梅が全て浸かるようにしてください。しっかり蓋を閉め、後は直射日光を避け冷暗所で保存します。砂糖が溶けるまでは、時々瓶を揺すりましょう。仕込んだ梅酒は3ヵ月後頃から飲めますが、半年から1年後位が飲み頃です。1年で実を引き上げ、一度漉しておくと長期保存ができます。取り出した梅はそのまま食べても、またはジャムや料理に使うのもおすすめです。

FEATURE 2

だけじゃない!
果実酒たち

手作り果実酒は梅酒だけではありません。
こんな果物でも漬けてみました!

パイナップル × 金平糖

味も香りも“パイナポー”
トロピカルな果実酒

パイナップル × 金平糖

色とりどりの金平糖とパイナップルの黄色の可愛い組み合わせ。甘い香りと濃厚な果汁でトロピカルな雰囲気が楽しめるはず。皮を剥いた果肉のみを使うのがおすすめです。

ルビーグレープフルーツ × 氷砂糖

スッキリ爽やかな味わい
鮮やか赤い果実酒

ルビーグレープフルーツ × 氷砂糖

ルビーグレープフルーツの赤が鮮やか。果肉のみを使い氷砂糖を組み合わせることで、スッキリ爽やかな味わいが楽しめます。柑橘好きには香りもたまりません。もちろんホワイトグレープフルーツでも。

FEATURE 3

ゴージャスな梅酒に
スイカやキウイのお酒。
プロが醸す果実酒はいかが?

國盛ローズ梅酒

見た目も麗しい
バラ香る梅酒

國盛ローズ梅酒

ローズヒップとローズをアルコールに漬け込み、出来上がったバラの原酒を国産梅100%で造った梅酒とブレンド。クレオパトラも愛したという高貴なバラの香りをまとった、ゴーシャスな梅酒です。

アルコール分9% 720㎖ 990円
(中埜酒造)

スイカのお酒

夏のお供におすすめ
まるで飲むスイカ

スイカのお酒

山形名産のすいかをおいしいリキュールにしました。すいか本来の風味と甘さそのままの、夏にぴったりのお酒。シャーベットもおすすめです。

アルコール分8% 720㎖ 1,540円
(六歌仙)

そのまんまキウイのお酒

キウイの味も食感も
楽しめるリキュール

そのまんまキウイのお酒

まるでキウイをそのまま食べているような濃厚な味わいのリキュール。キウイの果汁たっぷり、種のツブツブ感がクセになる楽しいお酒です。

アルコール分7% 720㎖ 1,045円
(明利酒類)