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おいしい日常、伝えます。

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Lifescape zine

季刊誌

「暮らしに+α」をテーマにお酒と食を中心とした暮らしの提案誌。
福島県を中心としたお酒と食の新たな可能性と発見をめざして、
風土を慈しみ、味わい、暮らしの中に豊かさを提案していく、
福島県とその周辺の魅力を伝える世界標準ナビゲーションメディア。

vol.022

2023

鑑評会を知る

FEATURE 1

FEATURE 2

FEATURE 3

cover story

煙が目にしみるイメージ写真

字謎
playing with letters

銭湯の入口に「わ」と書かれた板が掲げられれば「沸いた(わ+板)=営業中」、「ぬ」と書かれた板なら「抜いた(ぬ+板)=湯を抜いたので閉店」を意味します。このような文字遊びは「字謎」と呼ばれ、江戸時代に流行しました。「春夏冬中」で「商い中」は有名ですよね。そこで枡酒です。「一斗二升五合」は「ご商売(一斗=五升の倍)益々(升=ます× 2 )繁昌(五合は一升の半分)」で、「ご商売益々繁昌」となります。ちなみに一斗二升五合は22.54875ℓだそうです。では問題です。「田中十内」が意味するものは何でしょう?

photograph by Tsukada Naohiro

photograph by Tsukada Naohiro

FEATURE 1

頑張れ!
ふくしまの酒

日本酒の出来栄えや味を競う鑑評会には、
「全国新酒鑑評会」の他、11 月に開かれる「東北清酒鑑評会」や、
春と秋に行われる「福島県清酒鑑評会」などがあります。
それぞれどんな鑑評会なのか、そして福島県のお酒が好成績を収めているのはなぜなのか。
躍進の立役者でもある福島県酒造組合特別顧問の鈴木賢二さんにお伺いしました。

頑張れ!
ふくしまの酒

FEATURE 1

日本酒の出来栄えや味を競う鑑評会には、
「全国新酒鑑評会」の他、11 月に開かれる「東北清酒鑑評会」や、
春と秋に行われる「福島県清酒鑑評会」などがあります。
それぞれどんな鑑評会なのか、そして福島県のお酒が好成績を収めているのはなぜなのか。
躍進の立役者でもある福島県酒造組合特別顧問の鈴木賢二さんにお伺いしました。

福島県産日本酒躍進の
立役者に聞く
「鑑評会」の話

KENJI
SUZUKI

福島県酒造組合 特別顧問
福島県日本酒アドバイザー

鈴木賢二さん

三春町出身。岩手大学農学部農芸化学科卒業。県採用当初はみそ・しょうゆなどを研究、1993 年より酒類を担当。県清酒アカデミー職業能力開発校で指導技術者として活躍。2022 年春より現職。

鈴木賢二さん

金賞受賞数を
飛躍的に伸ばしたのは
蔵元の努力とマニュアル

まず、全国新酒鑑評会は
どんな鑑評会なのでしょうか。

 明治時代に始まった鑑評会で、全国規模であること、そして1蔵元から1 点しか出品できない、つまりその蔵の技術の評価をできるという点で、大変ステータスの高い鑑評会だといえます。

その鑑評会で福島県は
9年連続金賞受賞数日本一を続けています。

 福島県もかつては金賞受賞1 桁、あるいはゼロという年も珍しくありませんでした。ご存じのように日本酒に級別制度があった時代、福島県では二級酒が需要の中心でした。だからわざわざ全国新酒鑑評会のために吟醸酒を造ることに抵抗を感じていた蔵も多かったのです。ところが級別制がなくなり、やがて吟醸酒や純米酒などが好まれるようになってきました。そんな中で県内の酒蔵もこのままではいけないと、蔵同士の情報交換をする「高品質清酒研究会」(通称:金取り会)を発足したり、「福島流吟醸酒製造マニュアル」を作成したりと、対策を講じはじめました。

そのマニュアルは鈴木さんが作られたそうですね。

 たとえば当時県内ではあまり用いられていなかった高カプロン酸エチル系の酵母を推奨するなど、技術の検証や取捨選択を繰り返して、吟醸酒造りのポイントをまとめたものです。当初は反発もあったのですが、当時の会津杜氏会会長だった末廣酒造の佐藤寿一元杜氏からお墨付きをいただいたこともあり、徐々に受け入れていただきました。

マニュアルがあると蔵の個性がなくなるのでは?と思われるかもしれませんが、マニュアルはあくまでもポイントを示したものなので、各蔵はそれをベースにさまざまな要素を加味して使いこなしています。ですから、蔵の個性も十分発揮することができていると思います。

そして、金賞受賞数は確実に増えたのですね。

 マニュアルを作った2002年には金賞受賞蔵が5 だったのが2006 年には23 に増え、その年初めての日本一を獲得。さらに2013年からは9 回連続日本一を継続しています。これにはマニュアルが寄与した部分もあると思いますが、やはり各蔵が真摯に努力された結果だと思っています。

福島県秋季鑑評会の審査の様子

福島県秋季鑑評会の審査の様子

目指すは鑑評会での好成績
そして、個性が
可能性に繋がる

東北清酒鑑評会というのは
どのような位置づけなのでしょうか。

 東北では仙台国税局の主催で、全国で同様の鑑評会が行われています。かつては年2 回だったものが1回となり、その際に各局で個性のある鑑評会をということで、東北ではひと夏越した酒を持ち寄り、吟醸酒の部、純米酒の部でそれぞれ出来栄えを競うとともに、貯蔵状態なども確認できる機会となっています。この鑑評会でも福島県は金賞の3 分の2 を占めたこともあり、例年好成績を収めています。

福島県酒造協同組合が主催する鑑評会も
春と秋に行われています。

 春は全国新酒鑑評会、秋は東北清酒鑑評会の前哨戦的な鑑評会ととらえることもできますが、一方で県内でのトップを競うということで、各蔵とも賞の行方に注目しているのではないでしょうか。また、春は県産の酒米「夢の香」、秋は県産の酵母「煌酵母」の部門が設けられており、県産酒の可能性を拓き市販酒に繋げるという意味合いもあると思います。

いずれの鑑評会も受賞酒を
口にするのは難しいと聞きますが。

 確かに出品する酒はもともと生産量が少なく、酒店などに出回るものは少ないのですが、決して出回らないというものではありません。鑑評会は酒蔵の技術の高さを見極める機会と受け止め、「この蔵の酒を飲んでみようか」と酒を選ぶきっかけにするのも良いと思います。

福島の酒と関わって30 年、
これから福島の酒に
期待することはどんなことでしょうか。

 私自身福島の酒が大好きで、地方から帰って福島の酒を飲むと本当にほっとします。それぞれの酒が個性を保ちながらおいしいと感じます。そして、これからはさらに個性のある酒が求められていくと思います。アルコール分だったり強発泡だったり、さらにはさまざまな素材とのコラボレーションなど、いわば変化球的な個性も求められていくのではないでしょうか。そんな酒にもチャレンジしていけば、新たな可能性も拓けると期待しています。

福島県の酒蔵が出品する主な鑑評会

鑑評会

全国
新酒鑑評会

審査発表

毎年5月

主催

酒類総合研究所/
日本酒造組合中央会

特徴〔出品条件、部門、賞の内容〕

鑑評会の開催される酒造年度※に製造した「吟醸酒」が対象。出品点数は1 製造場につき1 点のみ。官能審査の結果、成績が上位の出品酒を「入賞」、その中で特に成績が上位の出品酒に、最高賞である「金賞」を授与。

※酒造年度とは、7月1日~翌年6 月30日までを1 単位とした年度のこと。

東北
清酒鑑評会

毎年11月

仙台国税局

鑑評会の開催される前酒造年度に製造された清酒。「吟醸酒の部」と「純米酒の部」の2 部門で、出品点数は1 製造場あたり合計2点(各部門最大2 点まで出品可能)。各部門で成績が優秀な出品酒を「優等賞」。その中でそれぞれ上位3場を決め、最も優秀な成績を収めた蔵に「最優秀賞」、他2蔵に「評価員特別賞」を授与。

※出品条件や賞の内容は管轄の国税局によって異なる。

福島県
春季・秋季
鑑評会

毎年
3月、9月

福島県酒造協同組合

県産酒を対象。「吟醸酒の部」、「純米酒の部」に加えて、春季は「夢の香の部」、秋季は「煌酵母の部」の3部門。それぞれの部門で「金賞」と「県知事賞」を決める。最高賞である県知事賞は、各部門で1銘柄のみ受賞。

福島県の酒蔵が出品する主な鑑評会

鑑評会

全国新酒鑑評会

審査発表

毎年5月

主催

酒類総合研究所/日本酒造組合中央会

特徴〔出品条件、部門、賞の内容〕

鑑評会の開催される酒造年度※に製造した「吟醸酒」が対象。出品点数は1 製造場につき1 点のみ。官能審査の結果、成績が上位の出品酒を「入賞」、その中で特に成績が上位の出品酒に、最高賞である「金賞」を授与。※酒造年度とは、7月1日~翌年6 月30日までを1 単位とした年度のこと。

鑑評会

東北清酒鑑評会

審査発表

毎年11月

主催

仙台国税局

特徴〔出品条件、部門、賞の内容〕

鑑評会の開催される前酒造年度に製造された清酒。「吟醸酒の部」と「純米酒の部」の2 部門で、出品点数は1 製造場あたり合計2点(各部門最大2 点まで出品可能)。各部門で成績が優秀な出品酒を「優等賞」。その中でそれぞれ上位3場を決め、最も優秀な成績を収めた蔵に「最優秀賞」、他2蔵に「評価員特別賞」を授与。
※出品条件や賞の内容は管轄の国税局によって異なる。

鑑評会

福島県春季・秋季鑑評会

審査発表

毎年3月、9月

主催

福島県酒造協同組合

特徴〔出品条件、部門、賞の内容〕

県産酒を対象。「吟醸酒の部」、「純米酒の部」に加えて、春季は「夢の香の部」、秋季は「煌酵母の部」の3部門。それぞれの部門で「金賞」と「県知事賞」を決める。最高賞である県知事賞は、各部門で1銘柄のみ受賞。

日本酒を知る

吟醸香について

鈴木賢二さんのお話にも出てきましたが、日本酒が造られる際にはさまざまな香り成分が生まれます。特に吟醸酒では、「カプロン酸エチル」と「酢酸イソアミル」の2 つが代表的です。
●カプロン酸エチル…リンゴ・ナシ系のサッパリとした吟醸香。特に大吟醸酒などで、このタイプの 華やかな吟醸香に出合う機会が多くなった。
●酢酸イソアミル…バナナ・メロン系のやや甘い吟 醸香。カプロン酸エチル系の吟醸香に比べ、やや 甘味が増す香り。

日本酒度について

日本酒の甘さや辛さを示す指標として、「日本酒度」というものがあります。一般的にマイナスになればなるほど甘口、プラスになればなるほど辛口とされています。「甘口のお酒は糖分が多いのになぜマイナス?」と疑問に思う方もいるかもしれません。日本酒度はあくまで水との比重なので水基準で考えると、糖分などを多く含んだ甘口の日本酒は水よりも重いためマイナス、逆に糖分が少ない辛口の日本酒は水より軽いためプラスになります。

日本酒度表

+6.0 以上

大辛口

+3.5 ~+5.9

辛口

+1.5 ~+3.4

やや辛口

-1.4 ~+1.4

普通

-1.5 ~-3.4

やや甘口

-3.4 ~-5.9

甘口

-6.0 以上

大甘口

日本酒度表

大辛口

+6.0 以上

辛口

+3.5 ~+5.9

やや辛口

+1.5 ~+3.4

普通

-1.4 ~+1.4

やや甘口

-1.5 ~-3.4

甘口

-3.4 ~-5.9

大甘口

-6.0 以上

FEATURE 2

令和4 年東北清酒鑑評会最優秀賞受賞

稲川酒造店

賞への挑戦は
蔵人のモチベーションに
つながる

令和4 年東北清酒鑑評会最優秀賞受賞

稲川酒造店

賞への挑戦は
蔵人のモチベーションに
つながる

FEATURE 2

磐梯山の麓、猪苗代町にある稲川酒造店は嘉永元(1848)年の創業。現在は6代目の塩谷隆一郎さんが代表を務めています。創業以来、“地元密着” を大切に、地元の米と水を使って丁寧に醸し続けています。東北清酒鑑評会純米酒の部で最優秀賞を受賞したのは、創業者の名前を冠した「七重郎白ラベル」。山田錦を40%まで磨き、低温でじっくり醸した純米大吟醸無濾過原酒です。なめらかな口当たりと上品な味わいで、多くの方に親しみやすい酒に仕上がっていると塩谷さん。この酒は、2022 年5月の全国新酒鑑評会でも金賞を受賞しています。
かつて造りを担っていた南部杜氏に代わり、県の清酒アカデミーで学んだ社員が杜氏を務めるようになり、蔵の意気が上がったといいます。アカデミー時代の仲間との交流や情報交換は今も続いているそうです。「鑑評会での受賞は広くお酒を知っていただく機会になりますが、杜氏をはじめ蔵人のやりがいにもつながっていると思います。今回の受賞を励みに、これからも地元に愛される酒造りをしていきたいですね」。

稲川酒造店

名峰磐梯山の麓に蔵を構えて150 年以上

稲川酒造店

代表社員の塩谷隆一郎さん

「純米吟醸 百十五」生酒

おすすめの1 本
「純米吟醸 百十五」生酒
名前は、蔵のある猪苗代町内の国道115 号線に由来する。酒造好適米「夢の香」で仕込んだ、杜氏こだわりの酒。爽やかな香りとすっきりとした味わいながら飲みごたえもある。
720ml 2,079円

東北清酒鑑評会最優秀賞の賞状

東北清酒鑑評会最優秀賞の賞状(英語版も)

稲川酒造店
耶麻郡猪苗代町字新町4916
TEL 0242-62-2001
https://sake-inagawa.jimdo.com/

稲川酒造店

名峰磐梯山の麓に蔵を構えて150 年以上

磐梯山の麓、猪苗代町にある稲川酒造店は嘉永元(1848)年の創業。現在は6代目の塩谷隆一郎さんが代表を務めています。創業以来、“地元密着” を大切に、地元の米と水を使って丁寧に醸し続けています。東北清酒鑑評会純米酒の部で最優秀賞を受賞したのは、創業者の名前を冠した「七重郎白ラベル」。山田錦を40%まで磨き、低温でじっくり醸した純米大吟醸無濾過原酒です。なめらかな口当たりと上品な味わいで、多くの方に親しみやすい酒に仕上がっていると塩谷さん。この酒は、2022 年5月の全国新酒鑑評会でも金賞を受賞しています。
かつて造りを担っていた南部杜氏に代わり、県の清酒アカデミーで学んだ社員が杜氏を務めるようになり、蔵の意気が上がったといいます。アカデミー時代の仲間との交流や情報交換は今も続いているそうです。「鑑評会での受賞は広くお酒を知っていただく機会になりますが、杜氏をはじめ蔵人のやりがいにもつながっていると思います。今回の受賞を励みに、これからも地元に愛される酒造りをしていきたいですね」。

稲川酒造店

代表社員の塩谷隆一郎さん

「純米吟醸 百十五」生酒

おすすめの1 本
「純米吟醸 百十五」生酒
名前は、蔵のある猪苗代町内の国道115 号線に由来する。酒造好適米「夢の香」で仕込んだ、杜氏こだわりの酒。爽やかな香りとすっきりとした味わいながら飲みごたえもある。
720ml 2,079円

東北清酒鑑評会
最優秀賞の賞状(英語版も)

東北清酒鑑評会最優秀賞の賞状

稲川酒造店
耶麻郡猪苗代町字新町4916
TEL 0242-62-2001
https://sake-inagawa.jimdo.com/

FEATURE 3

編集部リポート

“日本酒の神”鈴木賢二さん
おすすめ
こんなマリアージュはいかが?

今回の特集で、日本酒の鑑評会について教えていただいた鈴木賢二さんは、
その功績から“日本酒の神”と呼ばれています。
そんな神様に、意外な日本酒と料理のマリアージュをお聞きしました。

合わせた日本酒は編集部にて選びました

編集部リポート

“日本酒の神”鈴木賢二さん
おすすめ
こんなマリアージュはいかが?

今回の特集で、日本酒の鑑評会について
教えていただいた鈴木賢二さんは、
その功績から“日本酒の神”と呼ばれています。
そんな神様に、意外な日本酒と料理の
マリアージュをお聞きしました。

FEATURE 3

合わせた日本酒は編集部にて選びました

生ハム
×
奥の松酒造 純米吟醸

奥の松酒造
純米吟醸
720ml
1,485円

生ハム
×
純米吟醸や普通酒など

鈴木さんも出張帰りの新幹線等でよく合わせるそうです。「ちょっと生ハムがはがしにくいこともありますが」と鈴木さん。

クリームシチュー
×
名倉山酒造 純米吟醸 月弓かほり

名倉山酒造
純米吟醸
月弓かほり
720ml
1,430 円

クリームシチュー
×
ちょっと香りのある純米吟醸酒

「意外に思われるかもしれませんが一押しの組み合わせ」と鈴木さん。ちょっと香りが強め、個性のあるお酒がおすすめ。

うなぎ
×
末廣酒造 長期熟成 流転純米酒

末廣酒造
長期熟成
(1986 年醸造)
流転純米酒
300ml
1,100 円

うなぎ
×
古酒

うなぎの甘辛、濃いめの味が古酒にぴったりとのこと。古酒は他に煮魚や、回鍋肉など中華料理とも好相性だそうです。

ブルーチーズ
×
国権酒造 山廃純米 国権

国権酒造
山廃純米 国権
720ml
1,760円

ブルーチーズ
×
熟成タイプの純米酒

チーズと日本酒は結構合わせやすいそうです。ブルーチーズなら熟成タイプがおすすめとのこと。

厚焼き卵
×
豊国酒造 大吟醸 東豊国

豊国酒造
大吟醸 東豊国
720ml
3,300 円

厚焼き卵(甘め)
×
大吟醸酒

鈴木さんが最後の晩餐?に選ぶならこの組み合わせだそうです。「最後の晩餐なら大吟醸酒を飲んでも良いでしょう」(笑)

アイスクリーム アイスクリーム

アイスクリーム
×
日本酒全般

お好みの日本酒をアイスクリームにかけて。いろいろな種類の日本酒で試してみるのもよいかもしれません。

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本社:〒963-8862 福島県郡山市菜根5丁目21番10号
TEL 024-932-3250(代) / FAX 024-922-8859
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