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おいしい日常、伝えます。

KURASU_alpha

Lifescape zine

季刊誌

「暮らしに+α」をテーマにお酒と食を中心とした暮らしの提案誌。
福島県を中心としたお酒と食の新たな可能性と発見をめざして、
風土を慈しみ、味わい、暮らしの中に豊かさを提案していく、
福島県とその周辺の魅力を伝える世界標準ナビゲーションメディア。

vol.036

2026

963ウイスキーの10年

FEATURE 1

FEATURE 2

cover story

イメージ写真 イメージ写真

2016 年
Remember 2016

10年前を覚えていますか。2016 年、日本では「マイナンバーカード」の交付が開始され、18 歳の選挙権も施行されました。映画「君の名は。」の大ヒットやSMAP の解散騒動、新宿南口のバスタのオープンもこの年でした。あれから10 年。皆さんはこの10年間を長かったと感じるか短かったと感じるか。「十年一昔」というように、あっという間に過ぎてしまったでしょうか。あるいは「十年一剣」というように、一つの技術を磨き上げるためには、まだまだ長い年月が必要かもしれません。そして10 年後、皆さんは何をしているでしょうか…

photograph by Tsukada Naohiro

photograph by Tsukada Naohiro

FEATURE 1

積み重ねた日々

美味しさを求め続けた10 年
さらに明日へ、その先へ

積み重ねた日々

美味しさを求め続けた10 年
さらに明日へ、その先へ

FEATURE 1

2016年、
郡山発の「963ウイスキー」が
産声をあげました。
ブランド名は郵便番号。
世界の原酒を熟成、ブレンドし、
新たな魅力を引き出す。
ナチュラルカラーでノンチルフィルタード。
当初のこだわりはそのままに、可能性を拡げ、
進化と挑戦を続けてきました。
皆様の生活に潤いを。
「963 ウイスキー」の願いは今も、
これからも変わりません。

※メダルマークは、TWSCにおける
受賞商品を示しています。

※現在販売されていない商品もありますので、
販売店にてご確認ください。

想いを創造した
誕生の時

「963」は郡山市を中心とした地域の郵便番号。「郡山から世界へ」という思いを込めてこの年、福島県南酒販が笹の川酒造の協力を得てブレンデッドウイスキーのオリジナルブランド「963」を立ち上げました。

「963 ウイスキー」のこだわりは「原酒」、「熟成」、そして「ブレンド」です。より良質の原酒を調達し、その原酒を熟成、ブレンドすることで、新たな個性を生み出しています。また、「963」はナチュラルカラーとノンチルフィルタード製法を採用。着色や冷却濾過を行わず、ウイスキーの自然な色、本来の味わいを大切にしています。さらにモルト原酒の割合が高いことも特徴の1 つです。これらのこだわりが「963」ならではの魅力に繋がっています。

対照的な赤と黒
より気軽に963

甘く華やかな「赤ラベル」、ドライでスモーキーな「黒ラベル」。若い原酒を用い、対照的な個性を持った「963」は、軽快な外観と手に取りやすい価格で「963 ウイスキー」を知らしめる存在となりました。特に「黒ラベル」は、その力強いスモーキーフレーバーとドライな口当たりが、国産ウイスキーの中でも特異な存在として注目を集めました。

樽由来の香味が
個性に

ノンエイジのブレンデッドウイスキーと、17 年熟成のブレンデッドモルトを、それぞれ新樽のミズナラカスクで熟成、樽由来の香味を付与。前者はブランド名から「ポストマンハイボール」としてハイボールを推奨。後者はウイスキーガロア誌で高評価をいただきました。

樽を移して
より複雑に

赤ラベルと黒ラベルは、それぞれバーボン樽で再貯蔵。アンバーはダブルマチュアードの赤、黒2つのキャラクターを合わせてバーボン樽で再貯蔵。赤はTWSC 銅賞、黒とアンバーは銀賞を受賞しました。

ワイン樽での
試みも

ミズナラウッドフィニッシュ17年とベースは同じ17 年ブレンデッドモルトを、追熟樽を国産ワイン樽に変えてフィニッシュしました。

ミニボトルの
始まり

お土産+お試し需要を狙って開発。ラベルも700ml のミニチュア版としてフォルムにもこだわりました。700ml同様「〒」マークが隠れています。代は変わりましたが、現在も人気商品です。

立ち上げから携わってきた今泉浩之専務(左)と、
チーフブレンダーの會田和輝(右)

さまざまな果実やハーブを加えるなど飲み方の提案も「KURASU_alpha」誌面などを通して行ってきた

「軸」と「絆」
新たなスタンダードへ

この年誕生した「アクシス」と「ボンズ」。数種類の原酒をブレンドすることでまろやかな味わいを造り上げた「アクシス」と、長期熟成された原酒を中心にブレンドし繊細な奥行きを生み出した「ボンズ」。それぞれ「軸」と「絆」を意味するネーミングは、まさに「963ウイスキー」の新たな基軸となるべく付けられたものです。「963」誕生以来変わらないこだわりであるナチュラルカラーとノンチルフィルタードが、ひときわ魅力ある味わいを造り上げています。

ボトルへのこだわりと
ストーリー

それまでの角瓶から柔らかなラインの丸ボトルに変更しました。瓶底のカットデザインは高級感を演出するとともに、ナチュラルカラーをより魅力的に表現します。スクリューキャップから変更し、天然木で作ったポルトガルメーカー製のコルクを採用。

新定番の
誕生

赤・黒2つの個性をブラッシュアップ。モルトウイスキーの配合量アップをして、赤ラベルは、より複雑で余韻の長い「リッチ&スウィート」へ。黒ラベルは、よりスモーキーさを洗練した「スムース&ピーティー」へ。

フレンチオークの赤ワイン樽熟成原酒を主体にバーボン樽長期熟成原酒をブレンドしたハイクラスシリーズです。

バーボンバレルで長期熟成された原酒をベースに、赤ワイン樽で1 年追熟した前作1stエディションをブレンド。

熟成の妙
次々と

12 年熟成のブレンデッドモルトウイスキーを、ワイン熟成に使ったメルローカスクで1 年間追熟しました。

長期熟成のブレンデッドウイスキーを栗樽で2 年間追熟。郡山地区木材木工工業団地(協)の協力で、使わなくなった小学校の机の天板を外箱に再利用。

シン・
スタンダード
出揃う

より広く愛される「963」ブランドを構築すべく、「963」に新たな4 つの個性が揃いました。柔らかな甘さと軽やかさが特徴の「メロウノーツ」、優しいピート香で爽やかな味わいの「ピートグローヴ」の2 つが登場。親しみやすく、けれど複雑な表情を持つ「アクシス」、そして長期熟成された原酒を中心に芳醇な樽香を表現した「ボンズ」も生まれ変わりました。ラベルも一新。2 つの樽が交差する形のラベルデザインは様々な原酒をブレンドしたことを表し、円の中に樽が連なるアイコンは土地の風土が育て熟成がなされることへの念。交差するピペットのアイコンは原酒の掛け合わせによるウイスキーの新たな表現を紡ぎ出すマインドを表すなど「963」のコンセプト、そして思いが込められています。

多彩に
扉を開く
ストーリーは
これからも続く

10年の間、時代の変化に合わせ「963ウイスキー」は進化と挑戦を続けてきました。その間常に願ってきたことは、一人でも多くウイスキーのファンを増やすこと、ウイスキーを飲んだことのない人に親しむ機会やウイスキーの魅力を伝えたいということでした。
ウイスキーは嗜好性の高いものであり、だからこそこだわりの継続とともに、常に愛される味を追求していかなければなりません。「963 ウイスキー」のさまざまな個性が、飲む方の心に響けば何よりです。
現在貯蔵庫では、30 種を超える原酒が出番を待っています。原酒の調達先も10 年前とは変わり、よりワールドワイドなセレクトが可能になっています。また、熟成も樽や貯蔵場所の違いなど、可能性が広がっています。そんな中で、より創造的なブレンデッドウイスキーを造り続け、飲む人の暮らしを彩る。さらには地域の活性化にも繋がる。そんな「963」でありたいと思います。

ウイスキー事業課のメンバー

ウイスキー事業課のメンバー

FEATURE 2

10周年を迎える
963ウイスキーのコンセプトを
具現化してきた取り組み

10 周年を迎える
96 3 ウイスキーのコンセプトを
具現化してきた取り組み

FEATURE 2

963 ウイスキーは、「福島にウイスキーあります。」のキャッチコピーのもと、「福島」のイメージアップにも努めてきました。県内の企業や団体と連携しての商品開発やオリジナルボトルの制作、販売を手掛けたり、スイーツの原材料として活用していただいたりしています。郡山市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。さらに、貯蔵、熟成場所として鍾乳洞を利用するなど、963ウイスキーと地域との連携はその幅をどんどん広げています。

ミニボトル2 本セット

(赤&黒+会津もめん巾着)

会津若松市の(株)はらっぱで作ったオリジナル巾着とのセット。巾着の図柄は11 種。手ごろなサイズ感でお土産にも人気。

会津若松市の(株)はらっぱで作ったオリジナル巾着とのセット。巾着の図柄は11 種。手ごろなサイズ感でお土産にも人気。

963 ウイスキーは、「福島にウイスキーあります。」のキャッチコピーのもと、「福島」のイメージアップにも努めてきました。県内の企業や団体と連携しての商品開発やオリジナルボトルの制作、販売を手掛けたり、スイーツの原材料として活用していただいたりしています。郡山市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。さらに、貯蔵、熟成場所として鍾乳洞を利用するなど、963ウイスキーと地域との連携はその幅をどんどん広げています。

相馬野馬追ラベル

原町商工会議所青年部との共同企画。当時、日本バーテンダー協会福島県支部常磐支部所属の店舗では、「野馬追ハイボール」を提供。

黄昏カフェノワール

酪王協同乳業「酪王カフェオレ」を使ったウイスキーベースのコーヒーリキュール。初回分は完売しており、2回目の販売を検討中。

ABUKUMA CAVE
1st Edition

あぶくま洞との共同開発。日本有数の鍾乳洞「あぶくま洞」で樽熟成。鍾乳洞の変化の少ない温湿度により、ウイスキーがゆっくり熟成。スムースで濃厚な味わいを実現。

あぶくま洞での熟成の様子

あぶくま洞での熟成の様子

ワールドブレンデッドウイスキー
メロウノーツ いわきFCラベル

ラベルにいわきFCマスコットキャラクター「ハーマー&ドリー」をあしらった。いわき地区での963ウイスキーの認知度アップに大きく貢献。

KURASU_alpha 運営

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TEL 024-932-3250(代) / FAX 024-922-8859
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